在宅診療を受けるにはいくらかかるのか…すべて保険適用の医療行為

在宅診療を受けるにはいくらかかるのか…すべて保険適用の医療行為

在宅医療が患者さんにとって大きな負担になるかは、病院とよく

比較すべきである理由。

「1カ月にかかる医療費には往診費用に加えて、24時間しっかりとサポートする約束でもある

『在宅時医学総合管理料』を毎月いただくことになります。

月2回の訪問という標準的な日程で考えると、保険料が1割負担の患者さんだと

5000~7000円ぐらいが基本となります(ただし病院の実績により費用が変わる)。

それに、緊急の往診がプラスされると、そこに昼か深夜かに応じて数百円~3000円

ぐらいまでの往診料が加算されます。在宅診療で用いられるガーゼなど最低限必要な

医療物品は医療機関の持ち出しで、患者への請求はありません」

在宅診療の対象は重症度が高い患者が多い。そのため月に何度も訪問したり、

在宅酸素を導入したり、麻薬が必要となる場合がある。その費用は積算される。

「ただし、1~2割負担の方の医療費上限は1.8万円で、それ以上はかかりません。

がんの末期や難病などの方をサポートする訪問看護やリハビリは、介護保険

ではなく医療保険の適用になるので、そのサービスも上限の1.8万円の枠内に収まります」

以上の内容は、正直、在宅医療に携わる方以外にとっては

驚きのある内容ではないでしょうか?

と言いますのは、様々な理由の上で在宅医療を選択する人がいます。

しかし、例は違いますが、コロナ禍のリモートワークを継続したい人が

多いように、病院へいく負担を減らすことは重要です。

医療者側から見れば、出来ないことが多いという理由で

在宅医療を拒否する理屈もあります。

高齢者となって、大量の投薬、手術、検査も大きな負担です。

個人的に言うと、自分の母親も、大学病院までのタクシー代金を

嫌がっていました。しかし、それなら、すんなり、在宅医療を

受け入れるべき。それもしなかったから、死期も早まったという

事でしょう。自宅に誰かが来ることも通院できないなら在宅医療は

仕方がないですが、選択肢の一つです。

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