「がん放置療法」の近藤誠氏死去…医者に言われるままの医療に一石
「がん放置療法」の近藤誠氏死去…医者に言われるままの医療に一石
がんが見つかったら手術や抗がん剤治療を行うのが医療界の常識という中で、
著書「患者よ、がんと闘うな」(1996年)などでがんの放置を主張してきた医師の近藤誠氏が亡くなりました。
自ら開設した「セカンドオピニオン外来」(近藤誠がん研究所)に向かう途中のタクシーで具合が悪くなり、
病院に搬送されましたが、そのまま帰らぬ人となったと聞きました。死因は虚血性心不全で享年73歳。
親交があった、富家先生が書いておられます。
近藤先生は、ある意味偉大な先生です。
同調圧力に負けず、医師としての自分の信念を貫いたと感じます。
また、上司や、今までの概念をものともせず、自分を信じて主張するところは
多くの医師だけではない日本人が見習うべきことだと思います。
こちらの記事でよくわかるように、
乳房温存療法が広まるきっかけを作られたのも近藤先生です。
また別の面では、
彼のがんに対する認識は、がんには大きく分けると二つの性質があって、
タチの良いものとタチの悪いものがあり、タチの良いものは「本物のがん」
ではなく「がんもどき」なので、放っておいていいと言うのです。
そして抗がん剤治療についても否定的な見解を示しました。
確かに、正直、下手に手術や、抗がん剤治療を受けることで
寿命が短くなった方も多いと思います。
50年前なら、全て医師のいうことに従ったと思いますが、
情報と選択肢がこれだけ増えた現在は、正直、患者側も相当
理論武装しているとことは言えます。
そのきっかけは近藤誠先生が作ったのでしょう。
偉大な、医師を亡くしたと思います。
しかし、きっと後に続く先生も出てくるでしょう。
冥福をお祈りします
https://news.yahoo.co.jp/articles/7e197ca76ee7bb21533b719335c69a7a61eda2e4
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