【日本医師会・松本吉郎会長】語った“かかりつけ医”のこと、しかし、言っていることはやっぱり・・・

【日本医師会・松本吉郎会長】語った“かかりつけ医”のこと

注目が集まっている「かかりつけ医」に関しては、1つの診療所・医師でなく、

連携によってかかりつけ医機能を発揮していくとの考えを説明。

情報提供に関しては、「医療機能情報提供制度を国民の方々に

分かりやすい内容に改め、国民がこの制度を活用して適切な

医療機関を自ら選択できるよう支援を行うということが大事だと思う」として、

拡充の重要性を指摘した。

一方、日本のかかりつけ医に関しては、制度化の観点だけでなく、

海外でみられるような総合家庭医としての研修内容との違いを指摘する声がある。

記者からこの観点へのコメントを求められると、松本氏は、

「日本では医療の成り立ちが違う」「イギリスの家庭医と日本の内科的な

診療所では装備も違う」「教育も日本はどちらかというと専門性を見極める」などとし、

「日本で海外の家庭医制度が理想だとは思っていない」と述べた。

1つの診療所・医師でなく、連携によってかかりつけ医機能を発揮していこう

というのが日医の基本的な考え方だ。

松本氏は「今回の全世代型社会保障構築会議の中でもかかりつけは

複数であっていいのではないかという議論になっている」とした。

総合診療を担う医師の育成に関しては「1つの課題だとは思っている。

これについては支援をしてきたいと思っている」とした。

ただ、専門的な領域から総合診療を学ぶ医師や、逆に総合診療から

専門領域を学ぶ医師など、「いろいろな医師の育成や役割があってよいのではないか」

とし、「総合診療医がすべてを担うとは思っていない」と述べた。

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結論から言うと、日本医師会は

開業医の代弁者であって、

決して、患者目線には永遠に立たないという意味に聞こえます。

厚労省が「かかりつけ医」を導入したい最大の目的は

最終的には、医療費の削減です。

今の、専門性の高い診療所、それぞれで、初診にかかると

医療の効率の観点から大変無駄が多いということです。

一つの総合診療のかかりつけ医師にかかって、

そこで、病気をトリアージしてもらい、

上部の医療機関に紹介していくのが理想です。

しかし、そうすると、専門性だけの医療機関には

患者が来なくなる。それを危惧しているのでしょう。

医療界だけではないですが、既得権益を守りたい

日本独自のムラ社会の伝統がここに見えます。

日本の医師が少ない時代は、医師はあらゆる病気を

診ていました。決して、日本の医療が専門性が昔から

高かった訳ではないでしょう。

今は、こうやって抵抗していても、

時代の趨勢には勝てない時が来るでしょう。

それがいつになるか?

だけの問題です。

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