新型コロナの流行で医師の5割弱が「年収が減った」と回答、その理由は?
新型コロナの影響で年収が減った医師は5割弱
新型コロナの流行により、2020年度の年収に影響はあったか問うと、
半数弱の46%が「年収が減った」と回答。他方、「コロナを理由にした増減はなし」は38%、
「影響なし」は12%、「年収が増えた」は4%となった。「年収が減った」と答えた医師からは、
「4~5月の緊急事態宣言で、施設が休業したが休業手当がなかった」(50代・一般内科)、
「常勤先を解雇された」(40代・形成外科)といった声が寄せられた。
医師の年収は2016年をピークに
徐々に下降しています。
図らずも、2020年はさらに減収になりそうです。
これはあくまで、民間企業から
調査期間は2021年1月8~12日、有効回答は483人。
に対して行ったアンケートですから
全て、正確というわけではないでしょう。
しかし、全体の傾向を推測する目安になります。
収入が増えた人がわずか、4%という結果は
かなり厳しいことを表しています。
ここに、大きく影響を与えているのは
外来患者数の減少だと思われます。
多少、痛いや、苦しいことがあっても、
医療機関で、感染のリスクがあるよりも
自力で治そうとする人が増えたという
事でしょう。基礎疾患のある人、
高齢者はなおさらです。
逆に言うと、そのような患者さんが
医療機関を支えているとも言えます。
わずか、13カ月前には、世界中の殆どの
人がこのようなパンデミックの状態を
想像していなかったことは事実です。
あとはこの状態があとどれくらい続くのか?
今は、業界や職種によって、
減収や、影響が異なりますが
今後はこの接触型の社会に適応していく
ことが正しい生き延びかたになるのでしょうか?
今回、このようなアンケート結果がでた理由の
一つは、医師の世界では、高給が原則になっています。
アルバイト代も一般の方の、7~8倍程度です。
そうなると、解雇がしやすいということが
頻繁に突然の解雇が発生する理由らしいです。
これは労働基準法を全く守っていないことになります。
このようなことが続くとそのうち先生方も
不平不満が溜まってくるときも来るかしれません。
逆に、今は、医療機関から見ると、優秀な先生を
確保するチャンスでもあります。
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