トライアル勤務は行うことが出来るのか?そして、そのメリットは?
トライアル勤務は行うことが出来るのか?
これは多くの医療機関様で希望されることです。
勿論、当該の先生の同意の上でトライアル勤務は出来ます。
医療機関様で、心配されることがトライアル勤務を行うことで
解消することが出来ます。例えば、電子カルテの習熟度について、
職員様とのコミュニケーション能力について、また、
1時間に何人の患者様を診察することが可能か?などです。
また、大学病院で、専門分野にばかり目が行ってしまって、
どうしても、一般的な内科処方などに目が行かない、
あるいは、全く、知識が欠けてしまっていることもあるようです。
逆も然りです。と言いますのは、医師が考えている医療とは違うスタイル
の医療が行われていることが大いのも事実です。公的医療機関は
ともかくとして、日本の医療機関は約80%が民間医療機関です。
民間医療機関はやはり、運営のためにも収益を上げることが求められる。
70%以上は保険診療からの入金ですので、70%以上は公営だと
言われるとその通りかもしれませんがそれでも、利益を残さないと、
ボーナスも払えなかったり、看護師、医師の際の待遇面に響いて
くることも事実です。
ですから、医師として勤務するならば、たとえ、本職は大学教授の
役職があったとしても、非常勤勤務のクリニックでは1兵卒として、
その医療機関の方針や、上司(院長)の指示に従うべきと思います。
例えば、大学病院で、新薬を導入していて、アルバイト先でも、
そのような高い効果があるとわかっていて、その知識を導入して
いくことは勿論、あってしかるべきです。しかし、大きな方針は
経営者である理事長、院長の話をよく聞いて行動すべきです。
そのような意味からも、トライアル勤務は重要です。
万が一、もし、理事長や、院長の方針が明らかに、自分の
医師としての倫理観に反すると考えるなら、その勤務は
トライアル勤務で打ち切りにすることも出来ます。
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