医療AI普及に規制の壁 診断支援、承認少なく

医療AI普及に規制の壁 診断支援、承認少なく

日本のお役所仕事らしい事例が記事になっています。

「規制改革会議は審査の迅速化のほか、AIなどに精通した専門人材の大規模な任用、

さらにアップデート時の審査廃止といった対応を求める。審査体制を拡充するには財務省などとの調整も必要になる。

AIを活用したソフトは、画像の診断を繰り返して診断性能を向上させていく。

そのため審査に時間がかかりすぎると、機械学習を反映した高頻度のアップデートが難しくなる。

日本で審査に時間がかかって利用機会が失われる一方、海外で利用が増えて学習効果が高まる

事態が続けば「日本製品がイノベーション(技術革新)から取り残される」と懸念する政府関係者もいる。

審査体制が従来型の医薬品や医療機器を前提にしているという問題もある。

ソフトに対しても厚労省は責任技術者の「実地管理」を要求している。

ソフトの設計を手掛けるプロジェクトリーダーは事業所に出勤しなくてはならず、

在宅勤務がしづらいという。事業所の所在地以外の外国居住者を活用できないため、

ITに強いインドの技術者などとの連携も難しい。」

承認や審査は、組織が大きくなればなるほど

時間と手間が掛かります。

政府という組織は、巨大組織の最たるものです。

時間がかかるのは当然としても、それを柔軟に変化

させていく時期に差し掛かっています。

役所も大きくなりすぎて、不要な業務や人員がいるのでは

ないでしょうか?

どうしても、仕事があるから、人を採用ではなくて

人がいるから、仕事をあてがうということはありがちです。

今回の衆議院選挙もそうですが、

全体として、下り坂の経済状態のなか、

どうやってコロナからのソフトランディングをして

くれるのか。それが重要です。

最低限の組織、人材で運営を行うことが

今の時代必要です。

そのためのAI導入です。

審査する人が、理解できていないということは

本末転倒かと思います。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO76969330V21C21A0EP0000/?unlock=1

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