国内初コロナ飲み薬、「緊急承認」見送り 塩野義製薬、第7波で期待の一方慎重論多く継続審議に

国内初コロナ飲み薬、「緊急承認」見送り 塩野義製薬、第7波で期待の一方慎重論多く継続審議に

2時間以上に及ぶ熱を帯びた議論の結果、審議を継続することになった。

同社は臨床試験(治験)の最終結果を11月にも提出する予定で、改めて審議される。

新開発の薬を速やかに使えるよう5月に創設された緊急承認制度の初適用は

見送られ、国産初の軽症者向け飲み薬の実用化は実現しなかった。

医療現場でも審議会での議論と同じように、早期承認を待ち望む声と

慎重な意見が入り交じる。

「詳しいデータが論文などで出ないと現場で使えるか判断がつかない」

と明言する意見がある。

その一方で連日大勢の感染者を診断、診療している現場の医師からは

「治療の決め手がない現在、審議継続には正直がっかりした」

「示されたデータから私は使用できると考えていた。

何のための緊急承認の枠組みを作ったのか」といった戸惑いや今後の

診断、診療に不安を訴える声も少なくない。

審議会会合の議論ではゾコーバの効果評価で一致できなかった。

治験の最終結果を待つべきとの結論は説得力がある。

ゾコーバは承認されれば多くの人が服用すると見込まれるだけに、

慎重な判断と審議継続の結論は妥当と言うべきだろう。

確かに、どちらも正しいですが、今は有効性が足りない
という結論でしょう。
グラフを見ると、プラセボでもかなり、
有効性がありそうな話になってしまう。
以前も、慌てて認めたために薬害があったケースもある。
そのような、事態が二度と起きないように慎重を期すべきと
思う。

https://scienceportal.jst.go.jp/explore/review/20220722_e01/

 

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