これまで多くの患者さんが、それぞれ
好きな診療科に行って、好きなだけ薬を
もらって必ず飲まないといけないという
風に服用してきた。薬局も分かっていても
口出しができない状態だった。そこに
ようやくメスが入った。
2018年診療報酬改定では、
減薬に取り組んで成果を上げた薬局への
「成功報酬」として服用薬剤調整支援料が新設された。
この支援料は、薬剤師が文書で医療機関に処方の
見直しを提案し、6種類以上処方されていた内服薬のうち
2種類以上を減薬できた場合、薬局が月1回まで125点を
算定できる。また、
医療機関側は、入院前に服用していた内服薬6種類以上
のうち、退院時に2種類以上を減らせると16年度改定で
新設された「薬剤総合評価調整加算」(退院時250点)を算定できる。
確かに、家族の薬を見ていても、同様の効果効能の
薬が処方されていることが多い。日本の薬消費料は他国に
比べてダントツに多いということ。今後、薬剤の消費が
抑制されていく流れができるのだろう。
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